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残された生徒達は橘を再度見たかと思えば嫌そうな顔をした。
「ねぇどうするのこれ?」
「どうすると言っても……起こせば起きるんじゃないか?」
「Aちゃんの場合は駄目だよきっと」
「置いてけばいいんじゃない?本人も行きたくないって言ってるし」
「いやいやそれは駄目じゃ…」
「なら霞が運べば良いじゃない」
「えっ私?!」
突然の指名に困惑する三輪。すると口々に賛成の声が上がった。
「…それは私も賛成だ」
「私も真依ちゃんに賛成するー。それにAちゃんと一番仲良いの霞ちゃんだしね」
「確かにナ」
「えーちょっと…」
「そういえば東堂はどこに行った?」
「どうせグッズでも買ってるんでしょう。その内来ますよ」
「全く、自由な奴だ…」
「もうちょっと考えるっていうのは…」
「早く決めてちょうだーい」
世の中は理不尽だ。どうしていつもAを運ぶのは私の一択なんだろうか。
本人の同意など聞かずに決める同期や先輩達、「霞ちゃんがやりまーす」と庵に告げる西宮にがくりと肩を落とす三輪だった。
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田中たけし(プロフ) - おもしろかったです続き待ってます (1月5日 0時) (レス) @page10 id: 9d82b80c5a (このIDを非表示/違反報告)
あい - 応援してます!! (11月16日 20時) (レス) @page10 id: a6639cd8da (このIDを非表示/違反報告)
呪術廻戦0見て乙骨推しになった人 - @シルクハット 上に同じく更新頑張ってください (2022年1月5日 11時) (レス) @page8 id: 28f067a82d (このIDを非表示/違反報告)
シルクハット - すごく面白いです!おーえんしてます。更新ファイトです! (2022年1月1日 10時) (レス) @page8 id: c50cd9efca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トランシーヴォ | 作成日時:2021年12月28日 17時