五条先生怖いから優しい歌姫先生の所に行った【呪術廻戦】

苦労人三輪ちゃん ページ1

「いーやーだ！絶対行かない！！」

「駄目です！行くんです！！」

「いぃぃやぁぁぁだぁぁぁ！！！」


この会話を聞くのは何回目だろうか。

目の前の光景にに庵は心底呆れた。




「もぅ！ここで駄々こねても仕方ありませんよ！」

「帰るんだってばぁぁぁ！！！」

「だから駄目です！！」


痺れを切らした庵は困惑する他の生徒の前に立ちはだかり、問題児の橘の服を鷲掴みにした。


「こぉら橘！！！いつまで子供じみた事言ってんの！！周り見なさい！アンタがみんなに迷惑かけてんのよ？！」

「ゔえ"ぇぇぇぇお"め"んなざぃ〜〜！！でも行きたくな"いんでずぼんとに〜〜！！」

「もう無理！！アンタを京都から引きずり出してこっちはどんだけ疲れてるかわかってんのか！！！」


シュッッ

「だっ……」


一度怒鳴ってみたものの、今度は泣きながらも諦めない橘に何かがプツンと切れた庵は手刀で橘を気絶させた。


「はぁ…」

「おぉー！」

「やっと静かになった。」


「…さ、行きましょうか。橘の事はみんなで協力してちょうだい」


気を失った橘を見て他の生徒達はここに来るまでに何度目かの呆れを返した。

今後の橘を生徒に任せた庵は肩を回しながら先程の地点に戻っていった。

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