なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅲ】 (ページ45)

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□ニガテなモノページ45

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丈一郎side

『だからぁ！こっちから行った方が早いんだって！』

恭平「回っていったほうが良い道具あんの！」

『えー、そうなの？』

恭平「そう！」

あそこで恭平と騒いでいる俺らの紅一点、朝日南Aの弱点といえば、世間では “料理” を思い浮かべる人が多いだろうか。

一部は “道枝駿佑” って言うかもな。

けど彼女には、世間には知られていない

―――別に隠してるわけではないみたいやけど

俺らくらいしか知らない弱点がある。

『うわっ、雷だ』

大吾「…雨降るんかな。撮影巻こう」

謙杜「せやなー」

ピカッと光った空に、ゴロゴロと低く鳴る。

Aは顔を顰めて窓の外を見る。

… “雷” ではないで。

最悪の場合、このあと起こる。

流星「ギャー！」

和也「今のは近いなぁ」

雷の音と流星の叫び声はほとんど同時。

いつも通り、どっから出てんのか分からん声で叫ぶ。

やな予感がよぎった途端、とうとうフッと電気が消えた。

丈一郎「…あかん」

(※ みっじか！！！)

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