なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅲ】 (ページ5)

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□人気ペアページ5

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『…………やっぱり丈橋か』

恭平「長らく喋らんと思ったら一言目それかい」

『いや、たまには丈橋以外も見てみればって悠希に言われたんだけどさぁ』

衣装にも着替え終わってる私は、ソファに座って、近くで髪をいじっている高橋を見上げた。

…ちなみに悠希はみちきょへが好き。どこまでも “顔” 。

うちのグループは人が多いから組み合わせも多くなるし、とりあえず人気ペアだけ見て比較したけど、結局丈橋が１番なんだよね〜。

例えば、大西畑。

あぁほら、今もやってる。

大吾「流星、ワックスかーして♡」

流星「そこにあるから勝手に使って」

大吾「はぁーい」

流星くんは大吾くんを見向きもせず、メイクブラシでワックスを指す。

…完全に大吾くんの一方通行。

流星くん、ツンデレだよね。

恭平「たまに出るデレがいいんよ」

『ほーーん？』

謙杜「みっちーみっちーみっちー！」

駿佑「なんやねん」

声のした方を見ると、長尾くんがみっちーを叩き起こしていて、みっちーもニヤニヤしながら長尾くんを見ていた。

謙杜「知ってる？キリンのつがいの９割はオス同士らしいで」

駿佑「知らんわ！これ久しぶりやな！」

『へぇ…そうなんだ』

普通に知らなくてビックリした。

そういうの動物でもあるんだ。

丈一郎「お前ホンマに腐女子ちゃうの？」

『なんでそうなるの』

上裸の丈くんはフッと鼻で笑うとシャツに手を伸ばした。

『…まあ、道長の良さなら分かるかも』

丈一郎「良さ？」

恭平「丈橋以外のペアも比較してるらしいっすよ」

丈一郎「はあ…？」

『長尾くんの好き好きに対する、みっちーのデレが隠せてないツンでしょ。わかる。みっちー可愛い』

謙杜「今聞き捨てならない言葉が…」

『でもごめんなさい。結局、丈橋なんです。』

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