なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅲ】 (ページ39)

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□スノボページ39

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恭平「やっぱりデカいか」

『いくら高橋が細くても身長差があるからね…』

高橋から貰ったスノボウェアを着て、ギリギリ袖から覗かせた手で借りたゲレンデのスノーボードを持つ。

高橋に頼んで、高橋の友人と共にスノボをしに連れて来て貰った。

…運転は私だったけど。

恭平「…俺が教えたほうがええの？どう滑るかーとか」

翔「いや、教えてやれよ」

恭平「ちょ、静かにしとって」

『１人で出来るよ、去年やったし。多分だけど』

恭平「怪我すんのはダメやからね」

『運動神経だけは良いから信じといてよ』

…「といて」の部分が関西弁に引っ張られた気がする。

そんな細かいことは置いておいて、高橋の友達…翔さんが不安そうに私を見ていたから親指を立てて笑ってみせる。

『まあ、ついて来た身だから、放っといていいよ』

恭平「ホンマに怪我だけは……」

翔「了解っ！」

恭平「いや翔が返事するんかーい、っておい」

『しないって。だいじょーぶ！』

翔さんも親指を立てて返してきたから、３人中２人が親指を立てたまま会話をするおかしな状況になる。

それを見た高橋も親指を立てた。

恭平「…ん、じゃあ好きに滑るわ」

『楽しんで』

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