なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅲ】 (ページ36)

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『ほんとに、今日の服装がお揃いだったから、写真撮って即ブログに持ってこうとしただけで…』

ラウール「うるさくしすぎ」

『なぜバレた！？』

…だってお揃いだよ？

もともと丈橋は多いけど…熟年夫婦だから。

服装揃えてきたのを見たのは初めてだし、合わせて来た訳じゃなくて偶然らしいから尚更…

私以外に大吾くんも騒いで(驚いて)いたのに、なんで私だけ…

岩本「ねえ、丈から電話掛かってきたんだけど出ていい？」

ドアを開けて顔を覗かせた岩本くん。

『お怒りかなぁ… 出ていいけど言わないでくださ……あ』

岩本「ごめん。もっと早く言って」

岩本くんを見上げると、もうスマホの画面を上に向けて
マイクに向かって話していた。

訊いたなら最後まで聞いてよ。

…今私上手いこと言えた？言えてないね。

丈一郎《A、居るんやな》

あいにくスピーカーのようで、私と岩本くんの会話も筒抜けだった。

『丈くん、怒ってる？』

丈一郎《怒ってへん。Snow Manの楽屋やんな？迎え行かせるから》

『はい。すみませんでした』

岩本くんの手に頭を下げる。

岩本くんは微笑むと、スピーカーをオフにして丈くんと話し始めた。

ラウール「 “迎え行かせる” って、来るの丈くんじゃないんだ」

『丈くんがいいの？』

ラウール「お年玉貰えないかな」

やってんな。

というツッコミは、後がうるさそうだからグッと飲み込んだ。

目黒「ちゃんと謝りな」

『はぁい』

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