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涼「瑞稀？ おーい、起きて」
瑞稀「…ん、、」
涼「あらら、しっかり酔ったね」
はしみずやってくれる２人を横目に、藤井ちゃんと話す。
『藤井ちゃんってお酒強いんだ』
藤井「そんなにだと思うけど、今日は抑えたからね。ていうか、お酒飲んでないのに枝豆食べすぎでしょ」
『あははっ』
枝豆にかかってる塩がいいよね。
『明日は２公演？』
藤井「うん。昼公演ってさお腹空いちゃうんだよね」
『学校でいうテストみたいな感じでさ、舞台中に限ってお腹なっちゃったりしない？』
藤井「あ、それはないかな」
『了解デス』
藤井ちゃんと喋ってると、同級生と話してるような気持ちになる。
…あ、同級生か。
『瑞稀くん、起きて。ほら、帰ろ』
涼「えっ、一緒に帰るの？」
『なわけあるか』
もう一度瑞稀くんの寝顔を見て、立ち上がる。
『お会計してくるから、起こしておいて』
藤井「えっ、男前」
涼「いや、俺が払うべきじゃない？」
『今日は同級生で芸歴関係ないから』
止める素振りを見せながらも嬉しそうなはしもっちゃんに瑞稀くんは頼んで、個室を出る。
…と、目の前に現れた男の人にギョッとした。
恭平「うぃっす」
振り返って扉を開ける。
藤井ちゃんは上着を着ようとしていた。
『ちょっ、誰！？ 高橋呼んだの！』
藤井「知らない」
涼「俺でもないよ。え、居るの？」
となると瑞稀くんか。
いや、繋がりあるの？
見上げるほどの友達の少なさじゃんね。
…見下ろすのか？
恭平「ずるいやん。年男と年女で集まってんなら俺も誘ってや」
『高橋、いつも来ないじゃん』
恭平「今来たやろ？」
『……今日は同級生で集まってたの！』
会計中まで着いてきて、文句を垂れる高橋にだんだんと申し訳ないという気持ちが生まれてくる。
瑞稀「Aうるさい」
『ごめん、みずっくん！』
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作者名：悠希 | 作成日時：2023年12月27日 7時
