なにわ “生まれ” の “女子” やねん！【Ⅲ】 (ページ14)

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□新年会ページ14

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帝劇で行われた東京Jr.の舞台、Act ONEの見学をさせてもらった夜。

仲の良い年男たちを誘ってご飯を食べに来た。

藤井「年男＆年女に〜、幸あれ〜！」

藤井ちゃんの音頭で乾杯するが、私は珍しくお酒じゃない。

涼「お酒飲まないの、めずらしーね？」

『分かりきってたことなんだけど、やっぱ飲まないほうが調子いいんだよね』

涼「そうだね」

はしもっちゃんの喉がハッキリ動いて、ハイボールは減っていく。

…はしもっちゃん、なんか色気があるな。

涼「なに？」

『なんでもないっす』

瑞稀「はしもっちゃんに見惚れてたらしいよ」

『ちょっと瑞稀くん』

くく、と楽しそうに笑われる。

…かわいい人って罪だよなぁ。許したくなっちゃうもん。

うちだと、流星くんとか。

要は姫枠か。

いつもなら瑞稀くんだけ飲まないけど、瑞稀くんも少しだけ飲みたいらしく、１人だけオレンジジュースを頼んだ私が寂しくなってきた。

藤井「もう肉焼いていい？」

『うん、焼こー…』

涼「だめ」

藤井「朝ちゃんは触んないで」

『…はい』

矢花「えっ、朝ちゃんってそんな感じなの？」

すぐさま止められ、驚くバナさんに苦笑い。

瑞稀くんの対面には、はしもっちゃんが座っていて

私の前には藤井ちゃんが座っている。その隣にバナさんだ。

…はしもっちゃんと瑞稀くん隣じゃないんだ、と思ったら焼く人が決まってたんだね。

藤井「朝ちゃん、しばらく大阪なんでしょ？」

『おお、よく知ってるね。…流石、事務所の情報網』

瑞稀「いつから？」

『来週。…焼き肉に来ておいてなんだけど、体重数キロ落とさなきゃいけなくて』

私の場合、２,３キロじゃ目で見て痩せたのが分からないから頑張んなきゃいけないんだけど。

涼「Aはこれ以上痩せてもどうにもなんないのに」

矢花「…お？」

『それ、褒め言葉ですか？』

涼「うん」

『ほほー、ありがとうありがとう』

矢花「それでいいのか、朝日南A」

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