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佐野side
末澤「佐ー野ーー！！！！」
草間「こっわ、何？」
正門「リチャくん見てないんですか？」
草間「何を？ ……あー」
すんごい形相で俺に迫る誠也くん。
リチャくんの疑問は正門くんが答えるまでもなく、俺の目の前に出された雑誌で解決した。
末澤「なんやねん、これ！」
佐野「怒らんといて下さいよ。ただの撮影ですって」
誠也くんがバシバシと叩くページには、贅沢にも見開き２ページで載せられた、俺が朝ちゃんの上に覆いかぶさる写真。
朝ちゃんのスイッチが入ったあと間もなく、形勢逆転させたものだ。
末澤「とか言ってお前絶対嬉しかったやろ！」
佐野「…他の人が見られない顔は見れました♡」
草間「雑誌に載せられてるんやから他の人でも見れるわ」
正門「そういうん、良くないで」
小島「その顔も演技に決まってるやろ。本気やないわ」
急に３人からも責められてビックリする。
てっきり、こっちより朝ちゃんが攻めてる方使われると思ったんやけどな。
…あ、その写真もあるんや。
なんか知らんけど、壁ドンしてる写真のほうが見られて照れるわ。
正門「こじけん買ったん？」
小島「買ってへん。見てられんもん」
末澤「買えや！」
小島「ええぇ？ 分からーん、誠也くんの気持ちが分からん〜」
小島くんの言葉には同感する。
文句は言うけど、朝ちゃんのことは見てほしいんや。
正門「リチャくん買ってないんなら１冊あげましょか？ 僕３冊買ったんで」
草間「ええわ。俺も買ってるし」
佐野「こじけん以外みんな買ったん？ 俺愛されてるね」
小島「Aやろ絶対」
✕ ✕ ✕ ✕
そんな事があったと、佐野晶哉からメッセージで報告を受けた私。
そして、また私も。
『離れて欲しい』
恭平「この距離で？ …晶哉はもっとくっついとったで」
『…無理、』
あの撮影から暫くの間、メンバーであろうと１ｍの距離はないと落ち着かなくなってしまった。
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作者名：悠希 | 作成日時：2023年12月27日 7時
