なにわ “生まれ” の “女子” やねん！ (ページ46)

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小島「ええやん、距離近くなっても」

『えー…嫌や』

小島「それは俺と？誰でも？」

適当な返事をしながら、またコジケンくんのお皿に肉を盛る。

小島「俺にばっか肉わたすな！」

あ、今初めてトング持った。

『うま』

小島「…聞いたんよ。この前、大阪帰ってきて、俺以外と会ったんやろ？」(※今作の27〜28話参照)

『…あぁ〜、それで今日誘ってきたのね？』

正確には２人にしか会ってないけど。

小島「やとしてもやで。俺にも電話かけてきてよかったのに」

『今どんなえっちぃシーン撮ってるかも分からん人に電話はしない』

小島「…見た？」

『見てない』

小島「よかっった…！！」

『見た方がいい？見たくないけど』

コジケンくんは「見てほしいけど…」と呟いたかと思ったら、「やっぱ見てほしくない…！」と頭を抱えた。

えー、顔真っ赤。

こんな真っ赤なの見たことないかも。

『見たほうがネタにはできるもんなぁ〜』

小島「やめて」

『んふふふ』

小島「女友達に見られんの気まずいねんて、」

『でも、役だし？仕事だし？』

小島「ほんま、そこに一線引いてるのは見習いたいわ」

照れるコジケンくんをニマニマと見ていたが、次の彼の一言で素に戻った。

小島「…もう話戻そうや！ Aは彼氏つくらんの！？」

『そこに戻さないで』

小島「つくらんにしても、好きなタイプとか…」

『うるさい』

小島「誠也くんが、Aはなんやかんや言って佐野みたいな奴がタイプやと思うって言ってた」

…知らないところで幼馴染面されてるのは、嫌だな。

『佐野晶哉ぁ？ …ないね』

小島「晶哉がじゃなくて、“晶哉みたいな奴” な？」

………無理！無理無理！

小島「けど、俺は案外王道が好きなんやないかなって思うんよ。…みっちーとか」

『ほぉー？生肉あげる』

小島「やめて！？謝るから！！」

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