なにわ “生まれ” の “女子” やねん！ (ページ36)

今日:137 hit、昨日:239 hit、合計:64,595 hit

▽ ページ36

✴

丈一郎「なんか探してるんちゃうの？」

『え、あぁー…何も？』

丈一郎「…そう？なんかあったら言えよ」

これどっちですか、藤原さん。

１位ってことでいいんでしょうか？

とりあえず、丈くんと２人で楽屋を出た。

１本撮り終わり、いつもならメンバーと話したりするところを、１人になってみることに。

…さっきからチラチラとこっち見てる高身長絶壁完璧イケメンがいるんだけど。

みっちー、異変に気づいても話しかけて来ない可能性あるな。

和也「A〜」

『ぎゃ、』

和也「きょへあさ足らんー、やってきてぇ」

『嫌だ』

みっちーに気を取られていたら、真横に大橋くん。

まったく気づかなかった。

和也「ええやん〜」

『丈橋見たらやる』

和也「丈橋やったら元気になる？」

『めっちゃなる。』

真顔でそう告げると大橋くんは丈くんのもとへ行った。

もともと元気だけど、更に元気になったわ。

『なあー高橋ー暇ー』

恭平「俺今ゲームやってるやん」

『惜しまないねぇ。…ねぇ、拗ねてる？』

恭平「さっき無視されたからって、拗ねてへんけど？」

『んはは』

ちょっとの間に意を決して、高橋の頭に腕を置く。

仕返しだから。いつも肘置きにしてくることへの。

………今の状況、めっちゃ嫌だ。

恭平「どうしたん？」

『疲れてんねんよ〜』

恭平「関西弁やないかーい」

高橋、違和感ないのかな。

こっちからくっつくことなんて、テレビじゃない限り全く無いけど。

大吾「イチャイチャしすぎや。A、今日変やで」

『そーお？』

未だ、私の腕は高橋の頭に乗ったままである。

大吾「なんやねん、その語尾の感じ。無理やねんけど」

『え、厳し』

謙杜「で、なんの企画なん？」

………え。

大吾「ごめん、話途中やったな。次の企画は…」

怖。もう企画バレまでしたかと思った。

勘の良い長尾くんなら有り得そうだし。

✴