なにわ “生まれ” の “女子” やねん！ (ページ35)

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□仕掛け人ページ35

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「イメージ逆転男子企画の【紅一点の異変に気づける(仮)】編で……」

『……なるほど？つまり、私は仕掛け人なんですね？』

ということで、メンバーには逆転男子の撮影と伝わっている今日。

それを決行することに。

メンバーが全員来たことをモニタリングで確認する。

画面の中の彼らは「今日全員一緒の楽屋なんや」「朝日南遅いな」などと話している。

カメラに「行ってきます！」と手を振って、楽屋に向かう。

その途中で高橋と会った。

恭平「おはよお〜朝日南遅いやん〜」

『うん』

ここではカメラ回っていない気がするけど、高橋を無視してイヤホンをつける。

音は流れていないから、高橋の「え？」という声もはっきり聞こえた。

楽屋に入ると口々に「お疲れ様」や「遅かったな？」と声をかけてくれる。

しかし、私と高橋の変な空気を察したのか、長尾くんは「謙杜って呼んでや！」とか言わないし

他のみんなも不思議そうに見ている。

『え、どうしたの、みんな。珍しく静かじゃん』

大吾「あ、いや…そうか？」

『え？』

みんな気づいてなかったのかな。

結構いつもとの差があるよ。

逆転男子を４本くらいため撮りするため、時間は存分にある。

ゆっくり異変を出していこう。

丈一郎「A、行くで」

『ん？丈くん、迎え来てくれたの？』

楽屋の扉を少し開けて顔を出す丈くん。

丈一郎「…なんかあったん？」

…え、早くない？

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