なにわ “生まれ” の “女子” やねん！ (ページ17)

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□人生初のページ17

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『ナンパの対処法ってあるの？』

ふと、スマホから視線を上げて尋ねてみる。

大吾「俺もされたことあるけど、分からん」

駿佑「大吾くん、女の子と間違えられたんですよね」

恭平「ナンパか…」

謙杜「したことない」

丈一郎「いや当たり前やろ！やっぱ無視が一番やない？ …え、されたん？」

和也「Aなら、されそうやな」

流星「怖い思いしてへん？」

『平気だったけど』

ギャルマネが渋滞に引っかかったとかで、待たされていた数時間前。

知らない男の人に話しかけられたのだ。

　✕ ✕ ✕ ✕

男「あの…」

『…はい？』

道を聞きたいのか、あるいはファンかな？

にこやかに近づく彼。

男「今何してるんですか？」

ファンの方かな。

男「１人ですか？」

あれ、なんか…怪しいな。

『…え、居ますよ、そこに友達が。ほら』

無論、そこは誰もいない空間。

男「えっ…」

『ねぇ、ちょっと待ってってば！』

空間に声をかける。

男「会ったことあるかなって思ったけど、勘違いでしたぁ〜……」

「すみません〜」と言いながら、そそくさと離れる男。

　✕ ✕ ✕ ✕

『…って感じでイマジナリーフレンドと会話したんだけど』

謙杜「……怖かったやろなぁ、(ナンパした男性が。)」

大吾「ホンマに…」

『え？そんなに怖くなかったよ。優しそうな人だったし』

ただアイドルだから、私。

…ごめんなさいってことで。

駿佑「怖い」

丈一郎「…良いかもな、その追い払い方」

『だよね！』

少々丈くんが投げやりに見えるのは、気のせいだろう。

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