16人と時々1人 (１)

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壱馬side

○○は花粉症やって言い張ってるけど、絶対違う
俺はさっきの会話で確信した
問い詰めようとしたけど、再開の時間になってしまい聞けず

そのまま何とかリハを終えた○○にすぐ声をかける

壱「○○大丈夫か？」

○○「壱馬さん…しんどい、です…」

壱「よう頑張ったな、とりあえず座れるか？」

近くの椅子に座らせると、肩で息をしてる○○

壱「とりあえずこれ飲み」

持ってきていたスポーツ飲料を渡し、おでこに手を当てる

壱「ちょっとごめんな、」
壱「あっつ、、○○熱あるやん」

○○「ほんとですか？何かおかしいなとは思ってたんですけど、へへ笑」

壱「笑い事ちゃうで…どっかしんどいとこある？」

○○「ないです、だるいだけ…」

壱「ほな、車まで頑張って歩ける？一緒に帰ろ」

○○「ありがとうございます、」

他のメンバーはいつも残ったり、ゆっくり支度したりしてるから先に帰ることに

マネージャーに事情を話して、家まで送ってもらう

壱「家ついたで、自分で着替えれる？」

○○「さすがに自分で着替えますよ、笑」

壱「じゃあ下に必要なもの取りに行ってくるから、着替えたら寝とってな」


壱「○○入るで？」

○○「はい、」

壱「まず熱測ってな」

熱を測らせると38.2度

壱「よう踊っとったな…冷えピタ貼るで」

○○「ありがとうございます」

壱「ゼリーなら食べれる？」

○○「食べたいです」

常備してある○○の好きなみかんゼリーを食べさせる

○○「美味しいです…」

壱「食べたら薬飲んで寝てな」

そう言ったら素直に薬を飲んで寝た○○
ほっぺを真っ赤にして、苦しそうに寝てるから、思わず頭を撫でると少し微笑んだ○○

壱「早く元気になれよ」



次の日には、翔平と楽しそうにTikTokを撮ってる○○がいた


おわり

紅一点(海青) 頭痛→←紅一点(壱馬) 風邪

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