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実は私はイーシンと付き合って半年経ってたりする。
この前のOFFはドライブデートしたり、映画を見たり。
とにかく楽しい日々を過ごしていた。
｢･･･また飲んだの？｣
夜遅く帰ってきたイーシンは顔が赤くなっていて、ベロベロとまでは行かないけど酔っ払っていた。
｢うわーレイヒョン酔ってるね〜｣
とジョンデが支えてあげている。
｢･･･ん？｣
私は気づいてしまった。
イーシンのワイシャツについている口紅。
浮気ではないと思うけど･･･
｢イーシン？女の人といたの？｣
一応、試しに聞いてみる。
｢えっ、いや･･･｣
え、なにその否定も肯定もしない感じ。
ジョンデが1人であたふたしている。
明らかに顔が｢やばい、修羅場･･･！｣って顔してるけど。
｢今は酔ってるから。明日ちゃんと聞くからね｣
と私もイーシンを支えてジョンデと一緒に部屋に運んだ。
｢ジョンデ･･･どう思う？｣
｢浮気はしないと思うけど･･･ヒョン、お酒入ったらすぐ酔うから･･･｣
｢だよね。それかイーシンのことだからわざと付けたな｣
私がため息をつくと、ジョンデが不思議そうに私を見る。
｢わざと･･･って｣
｢嫉妬させようとしてる気がする｣
都合のいい解釈かもしれないけど、
この半年間何回かあったから有り得ること。
しかも酔うと面倒臭いから飲ませないようにしてるんだけど･･･
外で飲まれたらどうしようもない。
芸能人だから付き合いもあるし･･･わかってるんだけど。
できれば飲まないでほしいな･･･
｢おはよう｣
起きてきたイーシンに声をかける。
｢あ、おはよ〜｣
･･･もしや覚えてない？
｢イーシン、昨日のこと覚えてる？｣
｢覚えてる｣
そう答えたイーシンの顔を見て、確信した。
･･･わざとだ。
そうと分かれば私だってちょっとは意地を張る。
｢へえ〜。じゃあ私買い物行ってくるから｣
私はそのまま振り返らずに玄関から出て、スーパーへ。
さて、どう思うかな、イーシン。
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作者名：ゆら | 作成日時：2017年3月31日 1時
