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あなたside





“ピピピピピ”


ん、もう朝か。はやいな




時計を見ると7時過ぎ。
いつもより少し遅めに起きてしまった。



目をこすりながら下へ降りるとお兄ちゃんが弁当を作ってくれている途中だった。


あ、みんな気になるよねお母さんとお父さんはって。





両親は私が小学生の時に夫婦そろって海外へと仕事の都合で行ってしまってそれっきり会えていない。

一応連絡は取り合ってるんだけどね!




すると丁寧に包まれたお弁当が目の前へと差し出される。






遥 『ほい、卵焼き入りの愛のこもったお弁当』




『愛のこもったって笑笑 ありがと!』







それから急いで準備して学校へ行く。








草川くん、髪の毛少しだけアレンジしてみたの気づいてくれるかなぁ

とか呑気に考えながらゆっくり来た自分がバカだった。
間に合わないー!!!!!












『ギリギリセーフ!?!?』






勢いよくドアを開けて先生の方に言うと、






先 『......ギリセーフだな。早く席つけHRはじめるぞ』




『よかったーーすみません』





疲れたーとか思いつつ席は座る。
すると謎に隣から視線を感じる。

チラッと見てみると草川くんが口パクで

『ばーか』

と言って来た気がした。







HRが終了して、草川くんへ話しかけようとすると、

クラスでNo. 1。いや、学校いちNo. 1といっても過言ではない、

とびっきり美人のあすかちゃんが楽しそうに草川くんと話していた。





なんか心臓がモヤモヤするっていうか、なんだこれ









ゆ 『なんか顔暗いけどなんかあったかー』





『別に。何もないけどー?』





ゆ 『別にって、あんたは草川拓弥か!』





『え、わたしいま別にって言ってた?!』





ゆ 『うん100いってたね。なーに草川が学校いち美人なあすかちゃんと話してるから嫉妬してんのー?』





『ちょ!声大きいから!!』









草川くんを一瞬見てみると目があった、気がする....







海 『え!なになにAちゃん拓弥のこと好きなの?!?』




『あああぁ小笠原くんも声大きいってば泣 ほんとにそんなんじゃないから!』





海 『そっかぁ好きなのかぁ。だけどその表情は確実に恋してる乙女の顔だよ?』





『いやいやなわけないから?!てか小笠原くん昨日LI○E追加してくれてありがとう!!!!』





ゆ 『いやわかりやす。』

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作者名:ちゃ | 作成日時:2022年10月9日 22時

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