4 ページ4
手越「え?」
し、しまった…!何言ってるんだ私!!
手越「もしかして君、Shinoの知り合いなの?」
興味深そうに聞いてきた。
名前「あ、えっと…と、友達です!」
手越「まーじで?!明日どこに行けば会える?!」
名前「明日の17時に事務所の社長さんと会うって…言ってました。」
手越「…ジャニーさんか。なるほど…」
彼は少し考えたような表情をして、ぱっと顔が明るくなった。
手越「ありがとな!」
そう言って、私の手を握ってきた。
名前「え、あの…!」
手越「ああ、ごめんごめん!で、君名前は?」
名前「篠は…あ、えと、名前です!」
ここで、Shinoが私ってバレることはまずいと思って、私は下の名前だけを教えた。
手越「名前ちゃんね!ありがと!」
そう言って、彼は走り去っていった。
わ、わー…相変わらずキラキラしててすごい…
じゃなくて!!
色々と急展開すぎて頭がついていかない。
名前「手越祐也に会えたんだ…」
そう思っただけでワクワクが止まらなかった。
次の日
名前「よっし…」
私は手持ち鏡でウィッグの確認をしながら、社長さんが来るのを待った。
正直なところ、男装するかしないかで迷ったけど…
ダンスをしているときは私はShinoだから。
この格好で行こうと決めた。
それにきっと、4人に会えた何かしたとしても
少しダンスに付き合ってくれるだけだろうし。
そんな事を思いながら公園のベンチに腰をかけていると…
手越「よお!」
視界に入ってきたのは、手越祐也だった。
近くに社長さんらしき人はいない。
手越「やっぱあの子の言う通り…来てたんだな!」
名前「あ、はい…」
あの子とは多分、昨日女の子の姿をしてた私の事を言っているのであろう。
手越「にしても、やっぱちっせえな〜。声も女子みたいだし。笑」
名前「そ、そんなことない…です。」
手越「敬語じゃなくていいって!」
そう言って、彼は私の前に立つ。
手越「ジャニーさん来るまで少し時間あるし…俺とダンスしようぜ!」
彼は私の腕をぐいっと引っ張った。
名前「…は?!」
手越「別にいいっしょ!つか、腕もほっそ…同じ男の体とは思えないんだけど。笑」
まあ…実際女なんで…
手越「生で見たいんだよ、いいだろ?」
少し真剣になった表情する。
憧れの人は私のダンスを見たいと言ってくれている。
緊張するけど…
断れるわけがない。
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かりた | 作成日時:2018年6月14日 0時