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名前「よしっと…」
自分の部屋の鏡を見ながら、ウィッグがズレていないか確かめる。
もう少しで庵さんが迎えに来る時間だ。
荷物をまとめたと同時に、庵さんから家の前に着いたとの連絡が来た。
家を出ると、黒い車が止まっていた。
庵「おまたせー！さ、行くわよ！」
窓を開けながら庵さんが手招きした。
名前「は、はい！」
庵「今日はレコーディングと、雑誌の取材があるからね。」
取材…？！
名前「な、何話せば…」
庵「肩の力抜いて！新メンバーが入ったってことに記者も注目してるの！入った理由とか、今後どうしていきたいか話せれば大丈夫よ。」
名前「はい…」
とはいったものの、まだ慣れないから緊張するよ…
車でしばらく走ると、都内のスタジオについた。
警備員のガードを抜け、メンバー達が先に待っているレコーディング室に案内される。
庵「この部屋でレコーディングよ。私はちょっと挨拶に行ってくるから、先に入ってて。」
名前「はい。」
ドアノブに触れ、扉を開けた。
小山「あ！シノ！」
加藤「お疲れさん。」
名前「こ、こんにちは。」
小山「まだ慣れてないね〜。笑」
加藤「そりゃまだ片手で数えれるくらいしか仕事してないし。笑」
慶ちゃんとシゲと話していると、まっすーと祐也も寄ってきた。
増田「お疲れ様！元気？」
名前「あ、うん！！」
まっすーと目が合い、今朝の出来事を思い出した。
バレて…ないよね？
手越「シノー！あ、そうそう、今朝名前ちゃんに会ったんだよ！」
名前「あ、あー！そうなんだ！良かったね！」
手越「制服マジで良かったわ。」
増田「それ、ずーっと言ってるよね。」
小山「手越のJK好きはもう昔からだから。ね？加藤さん。」
加藤「どうしようもないからな。笑」
手越「いやだって制服良くない？！シノもそう思うだろー？！」
シノ「えっ。あ、うん！良いんじゃないかな…？」
私の返答に、手越以外の3人は目を丸くした。
小山「まさかシノも手越と同じで？！」
増田「制服フェチ？！」
加藤「手越みたいに家に女子の制服ある感じ？！」
シノ「いやそこまでじゃない！！！」
手越「シゲそれは言うなってのー！！」
ゆ、祐也…JKの制服持ってるんだ…
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作者名：かりた | 作成日時：2018年6月14日 0時
