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いつも通り学校に行き、自分のクラスに入る。
両耳からイヤホンを外し、席についた。
男子1「おい見ろよ！Shino動画あがってる！」
男子2「見た見た！てかこの場所近くの公園じゃね？！」
男子1「だよな？！にしても、体女子みたいに小さいのにここまで踊れるとかすごいよな〜」
クラスメイトの会話に私は固まった。
まじか〜。学校で私の動画見た人いるんだ…
美香「大変だね〜Shinoさん？笑」
笑顔で私の後ろの席に座ってきた美香の口を私は片手で塞いだ。
名前「学校ではそうやって呼ばないでって言ってるじゃん！」
周りに聞こえない程度の声で話しながら、私はしーっとやった。
美香「ごめんごめん笑」
名前「もう…」
美香「けど言ったら絶対皆驚くと思うけどな〜」
名前「目立ちたくてやってるわけじゃないし、趣味でやってるからいいの！」
美香「はいはい！気をつけますよーっと！」
絶対反省してなさそう…まぁいいや。
放課後。
今日は1人で、ダンスの撮影を擦ることになった。
美香はバイトで来れないみたい。
名前「たまには1人でするのもいっか。」
とはいえ、今朝クラスメイトの会話で
近くの公園でしてることがバレたことを聞いた私は、場所を変えて都内にある駐車場でやることにした。
ここの駐車場は、目立ちにくい場所にあるせいか
いつもあまり車が止まっていない。
いつもどおりNEWSの歌を流し、録画ボタンを押した。
名前「…っ、ここで回って…」
息切れしながらも、動画で見た通りの動きをする。
名前「…ん？」
ふと横を見ると、少し離れたところに黒い車が
止まっていて、運転席にいる男性がこっちをずっと見ている。
名前「な、なんだろ…」
あまり気にしないでおこう。
そう思い、ダンスの続きをした。
名前「…よっし！」
1曲踊り切り、ガッツポーズをした。
「YOU、すごかったよ！」
見知らぬ声がした。
振り返ると、さっき車から私を見ていた男性が目の前にいた。
名前「えっ？！だ、誰ですか？！」
私はびっくりして2,3歩後退った。
私の反応を見るとその男性はニコリと微笑んで、
「うちに来ちゃいなよ。YOUにふさわしい環境をプレゼントするよ。」
名前「な、何言ってるんですか…」
ついていくけない。そう言おうと思ったとき…
「YOUは、NEWSが好きなんでしょ？」
名前「えっ…」
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作者名：かりた | 作成日時：2018年6月14日 0時
