#9 (71) ページ30
そしてマイキーは一虎の元へ
羽宮 「人は誰しもが裏切る。終わらせようぜ、マイキー。
てめぇが死ぬか、俺が死ぬかだ！」
一虎が言い終わると同時にマイキーは、
おもいっきり一虎を殴った。
そして、色のない声で言う。
マイキー 「大事なモン壊すしか能がなぇなら、オレがここで壊してやる」
マイキーの蹴りが一虎を貫く。
そして、
一虎の上に馬乗りになったマイキーはそのまま殴りはじめる。
マイキーの手が止まることはない。
ただただ、一虎を殴り続ける。
その表情に色はない
マイキーが一虎を殴る音だけがあたりに響いている。
三ツ谷 「殺しちまうぞ……」
三ツ谷の呟きが僕の耳に届く
場地 「マイキィィィーーーーーーー！」
場地 「俺のために、怒ってくれてありがとな」
言い終わった後、歩き出した圭介は
おぼつかない足取りで少しずつこちらへ向かってくる。
歩く度に血が地面に流れ落ちる。
一虎の前で止まった圭介は
一虎に向かって口を開いた。
場地 「こんな傷じゃ俺は死なねぇ」
貴方 「けいすけ…」
松野 「場地さん…」
場地 「気にすんなよ、一虎」
つぎの瞬間、
圭介はポケットからナイフを取り出し
場地 「俺は…お前にはやられねぇよ！！！」
それを勢いよく自分のお腹に突き刺した
と、誰もが思っただろう…
場地 「！！！」
松野 「！！！」
花垣 「！！！」
ドラケン 「！！！」
貴方 「ふぅーギリギリセーフ(笑)」
Aのお腹にナイフが刺さってた(正確に言うと横腹)
場地 「A…」
松野 「！！Aさん」
貴方 「大丈夫だ、圭介。４cmしか刺さってねぇよ(笑)」
貴方 「８・３抗争の時は３０�僂眛�ったからさ」
場地 「いや…A、そういう問題じゃないと思うし…頭の出血は大丈夫なのかよ！？」
貴方 「ん？大丈夫、止血しといた」
貴方 「ほら、マイキー、止めたいんでしょ？」
場地 「…あぁ」
貴方 「でも、まずは圭介の安全第一だから(そうじゃないと、千冬が黙っていられないでしょ)」
場地 「……」
花垣 「……場地君！！」
場地 「あ？」
花垣 「オレが…オレがマイキー君を止めたいです！」
場地 「フッじゃ、任せたぞ、タケミっち」
貴方 「ガンバレ」
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作者名：霞蓮 | 作成日時：2022年12月15日 18時
