モストロ・シスターズでぇす２【ツイステ】 (ページ27)

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「……で、だ。その特別な契約書がある限り、アイツとの契約は継続する。

だからアズールは、言葉巧みに契約を持ちかけ……」

「達成不可能な条件でサインをさせる……ってわけッス」

「アズールに勝つ一番の方法は、”契約しない”ってことだな……ハッ」

意地の悪い笑みを浮かべ吐き捨てるレオナ。

「ふなぁ～……どうしたらいいんだぁ……」

「絶対に負けられないのに……」

「バーカ。もっと頭を使えよ」

レオナはそう言い、ユウの額を小突く。

「自分より強いヤツに勝つために、頭(ココ)があるんだろ。

だが、そうだなァ。もし俺がお前らの立場だったら……

まず、なんとかして契約書を破る方法を考えるぜ」

「でも、あの契約書は無敵なんだゾ！？」

その様子を目の当たりにしたグリムだからこそ自信を持って言えることだった。

だが、レオナとラギーは溜息を吐くばかり。

「ハァ……お前ら、本当に脳みそが小せえな」

「そんなんだから、ユウくんの偽物にも気付かず仲間割れしかけたんでしょーね」

ラギーの言葉にグリムとジャックは「うっ」と言葉を詰まらせた。

そしてその後、レオナの提案により、ユウたちは契約条件をクリアすることではなく、契約書を破る方法を模索することにした。