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「アイツら、狩りを楽しんでやがる……！
このままじゃ一方的にボコられちまうぞ！」
「一度退却しよう！作戦を練り直さなきゃ！」
水の中で人魚に勝るものはなく、ユウたちはその場から逃げていく。
遠ざかっていくその背中を見てリーチ兄妹はその不様な姿を見て笑っている。
「アハハ、何度来たって同じだよ！」
「そんな貧相な
「またのお越しをお待ちしております」
『ばいば〜い、キャハハッ♪』
明らかにこちらをバカにしているとしか思えない表情で見送るリーチ兄妹。
「く、くそ〜！覚えてるんだゾ！」
そんな捨てゼリフと共にユウたちは逃げ帰っていった。
『あ〜笑った〜
一度でいいからこの役割、やってみたかったんだよね〜』
「アビスとアゼルに任せると、相手が消えていなくなってしまうことがありますので。
こういうのは、相手がギリギリ勝つことができない程度の力で相手をしてやるのです。
そうすれば……より一層面白くなるでしょう？」
滅多に歯を見せて笑わないジェイドが、鋭い歯を見せながらしたり顔で微笑む。
アビスはジェイドのその表情が、アズールの次に好きなのだ。
『悪いこと考えてる時のジェイドの顔、あたし好きぃ〜♪』
「おやおや。僕もアビスが楽しそうにしている様子を見るのは好きですよ♪」
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年8月24日 2時
