モストロ・シスターズでぇす２【ツイステ】 (ページ13)

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VIPルームに案内されたユウとジャックは、部屋の内装を見て入り口で止まってしまう。

「なんだここ……本当に学校内か？

でかい金庫があって……銀行みてぇだ」

「さあ、突っ立って入り口を塞いでいないで。奥へどうぞ」

既にソファに座って待つアズール。入り口付近にはジェイドとフロイドが立って待っている。

その正面に座ると、アビスとアゼルが両脇から淹れ立ての紅茶をジャックとユウの前に置く。

「どうぞ」

『熱いから気を付けてねぇ』

そう言いアビスとアゼルはアズールの後ろに立つと、アズールがようやく話を切り出した。

「それで？僕に相談というのは？」

「みんなからイソギンチャクを外してほしいんです」

ユウがそう言えば、後ろに立っているアビスとアゼルは鼻で笑う。

アズールも乾いた笑い声をあげた。

「はっはっは、これはまた……突然横暴なことを仰いますね。

僕と契約した生徒、２２５人の解放ですって？」

「２２５人！？そんなに契約してやがったのか」

予想以上の多くの生徒たちが契約をしていたことに開いた口が塞がらないユウとジャック。

「今年はジェイドとフロイドに加え、うちの看板娘たちも精力的に営業活動をしてくれましてねぇ……

おかげさまで、たくさんのお客様と取引させていただきました」