モストロ・シスターズでぇす【ツイステ】 (ページ7)

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『アズールさんがぁ！？』

「経営してるカフェ！？」

『モストロ・ラウンジ』のことを知り、アビスとアゼルは真っ先に兄たちを睨み付ける。

「なんでそういう大事なこと、早く教えてくれなかったわけ！？」

『お兄ちゃんたちだけ楽しそうなことしててズルーい！』

まるでフグのように頬を膨らませ、まぁまぁの力で殴り掛かってくる妹たちを、ジェイドとフロイドは慣れた様子で押さえ込む。

「全く、困った妹たちですねぇ。人の話は最後まで聞いてください」

「そーそー。

アズールが帰省した時にチビちゃんたちに話すことがあるって言うからさー」

『アズールさんが？』

すると、アズールがアビスとアゼルの前に立ち微笑みかけると、２人の手を片方ずつ両手にとり、こう告げた。

「アビス、アゼル。

……『モストロ・ラウンジ』で、僕と一緒に働きませんか？」

口角を釣り上げ、瞳はガラスのように光り、その紳士とも悪の組織のボスのようにも見える表情に、２人は頬を紅潮させ、恋に落ちた人魚姫のような目をして応えた。

『「はいッ！」』