モストロ・シスターズでぇす【ツイステ】 (ページ6)

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『絶対ヤだぁ！

ねぇ帰ってくるでしょ？お兄ちゃん……』

「意地悪しちゃってごめんね？

私たち、兄さんたちのこともちゃあんと好きよ？」

ジェイドとフロイドの背後に回って甘えるような声で２人の首に手を回し抱きつく。

「えぇ、もちろんわかっていますよ」

「チビちゃんたちは、お兄ちゃんたちがだ～い好きだもんなぁ…♪

てことで～、お前らはこっちに座ること。わかった？」

『「……は～い」』

フロイドとジェイドの間に座るように言われ、大人しく２人の間に座る姉妹。

ニコニコと兄たちの機嫌取りをしているが、内心は決して穏やかではない。

「兄さんたちが共謀するとこれだから嫌なのよ……」

『あの勝ち誇った顔、ちょ～うざい』

ぶつくさと小声で文句を垂れている姉妹を見て、満足げな兄たちと、やれやれと肩をすぼめるアズール。

しばらくして、食事を終えた親たちが帰る用意をし始めた。

「お前達、帰るぞ。挨拶しなさい」

父親にそう言われ「ご馳走様でした」と元気よく言えば、アズールの母親も満足げに微笑む。

「またいつでもいらしてくださいね」

「えぇ是非。今度は、アズールくんが経営してるという『モストロ・ラウンジ』についての話でも聞かせてくれ」

「勿論。いつでもお話いたしますよ」

『「なにそれ！？」』

アズールと話している父親を押し退け、アビスとアゼルは目を輝かせアズールに詰め寄った。