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マジカルシフト大会を終え、次に生徒たちに立ちはだかるは、今学期の締めくくりである期末テスト。
日頃からコツコツと勉強をして準備万端な者。
今から範囲内だけでもと勉強を始める者。
そしてギリギリまでサボっていたい者と、気構えはバラバラだ。
それは、入学して初めての期末テストを迎える１年生たちも同じこと。
「期末テストか〜……
ケイト先輩に聞いたけど、１年は範囲広いし暗記系が多いから大変らしいぜ」
「オレ様そういうのは苦手なんだゾ〜……」
「僕もだ……進級がかかってる大事なテストだってのに」
期末テストに向けすでに諦めムードな１年生たち。
そんな彼らに、小鳥のさえずりのような愛らしい声の応援が中心から聞こえてくる。
「エースもデュースも、やればきっとできるよっ。
一緒にがんばろ？ね？」
「ありがとな、ユウ」
「おい子分！お前もオレ様の足を引っ張らないように頑張るんだゾ！」
「フフ、わかってるよグリム」
肩を落とし諦めかけていた者達が、自分よりも明らかにか弱く小さな女の子に励まされたことでたちまち元気になっていく。
「んじゃまあ、お互い勉強頑張るってことで。
オレこの後購買寄っていくけど、お前らどーする？」
「あ、行きたい！サムさんのお店、見てるだけでも楽しいし！」
「ユウが行くならオレ様も行くんだゾ！」
「みんなで行くか」
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2023年7月22日 15時
