【あんスタ】貴方の愛を求めます【朔間零】 (ページ4)

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「いないと思ったら生徒会室にいたとは……

しかも何を暢気に食べてるんだ！」

「愛妻弁当♪」

『誰が”愛妻”よ』

すかさずツッコミを入れるが、訂正する気はなさげな零。

「その夫婦漫才はいつまで続ける気だ？」

「おいおい、何言ってんだ。俺とAはもうとっくに夫婦だっつーの」

「付き合ってもいないくせに何を言ってるんだか……」

呆れた様子で溜息をつく蓮見。

『じゃあ私、そろそろ教室に戻るから。

お弁当箱、後で返してねー。蓮見くん、零ちゃんをよろしくね』

Aはそう言うと、さっさと弁当箱を片付けて生徒会室を出て行ってしまった。

「あーあ…俺の学院内での唯一の癒やしの時間が終わっちまった……」

「相変わらず、朔間さんの一方通行みたいだな。

だが、朔間さんは生徒会長なんだ。恋愛するなとは言わないが……自重してくれると助かる」

「あーはいはい。わかってるって。

……ところでよ、次海外に行く前にデートしてぇんだけど、俺日本のデートスポットに疎くてよ～

どっかいいとこない？」

「そんなことよりもまず、この溜まった書類を片付けてくれ！」

蓮見は机の上に置かれた山積みの書類を指刺し叫んだ。