干からびてしまう前に【ヒロアカ】 (ページ48)

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翌日、休校が明け学校へ向かう。

１日休みだったわけだが、気は休まることがなかった。

「おはよー水姫！」

『おはよう、上鳴くん』

学校の正門前でバッタリ上鳴と会い、一緒に教室へ向かう。

「いやーUSJではホント危ない目にあったよなー。

俺親にめっちゃ心配されたわ～。水姫んとこは？」

『……うん。心配してた』

「だよなー」と上鳴は笑いながら言う。

教室に来ると、他の生徒たちもUSJ事件について話をしていた。

「皆ーーー！！朝のHRが始まる、席につけーーー！！」

『ついてるよ』

「ついてねーのおめーだけだ」

飯田は「しまったっ…！」と言い席につく。

そしてガラッと扉が開くと、そこには上から下まで全身包帯を巻かれた相澤が立っていた。

「お早う」

「「相澤先生復帰早えええ！！！！」」

心配になるほどヨロヨロと教壇に立つ相澤をハラハラとした様子で見つめる一同。

「先生！無事だったのですね！！」

「無事言うんかなぁアレ……」

「俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

『戦い？』

「まさか…」

「また敵が！！？」

張り詰めた空気の中、相澤は包帯の隙間から声をあげる。

「雄英体育祭が迫ってる！」

「「クソ学校っぽいの来たあああ！！」」