干からびてしまう前に【ヒロアカ】 (ページ25)

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数分後、Aたちの番が終わり講評の時間になる。

「敵役の思考を水姫少年の”個性”で鈍らせ、最後は蛙吹少女が核に触れ勝利！！

２人とも、とてもスマートで華麗な戦法だったよ！」

『ありがとうございます』

「Aちゃんのおかげだわ」

『梅雨ちゃんのサポートがあってこそだよ』

２人はお互いを褒め合いながら笑みを浮かべる。

そして、全てのペアが終え、訓練は滞りなく終了した。

「お疲れさん！！緑谷少年以外は大きな怪我もなし！しかし真摯に取り組んだ！！」

「相澤先生の後でこんな真っ当な授業……

何か拍子抜けというか……」

「真っ当な授業もまた私たちの自由さ！

それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば！

着替えて教室にお戻り！！」

オールマイトはそう言うと、魚雷のようなスピードで去って行った。

そのまま着替えに帰ろうとしていると、１人の男子生徒が声をあげた。

「なぁなぁ！この後、みんなで反省会とかしねぇか？」

「いいねそれ！親睦深めるのにも良さそうだし！」

反省会に乗り気な者がほとんどの中、１人……爆豪だけは１人だけ先へ着替えに行ってしまった。