干からびてしまう前に【ヒロアカ】 (ページ11)

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それから時間も経ち、それなりにクラスメイトたちが集まった。

周りが知らない人達ばかりで緊張している者とそうでない者。

様々な者がこの教室に揃った。

そしてその場に、小汚い風貌の男の人がやってくる。

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ」

男は寝袋から出てくると教室に入ってくる。

「ハイ。静かになるまで８秒かかりました。

時間は有限。君たちは合理性に欠くね。

担任の相澤消太だ。よろしくね」

「担任」と聞かされ、Ａ組の面々は驚く。

「担任ってことは……この人もプロヒーロー？」

「見たことないけどこんな人……」

相澤は寝袋の中をごそごそとまさぐると、体操着を取りだした。

「早速だが、コレ着てグラウンド出ろ」

そう言われ、疑問を抱いたまま全員グラウンドへと出た。

着替えている最中、上鳴以外の男子が何故かAの方を見なかったが、Aは慣れているので気にせず着替えて外に出た。