１１６ ページ16
翌日、氷の鏡に映る自分の身嗜みを確認し、朝食をとるため大食堂へ向かったA。
食堂に到着すると、ジャックやサバナクローのレオナやラギーと朝食をとっているユウとグリムの姿があった。
『(ちゃんとレオナのところに泊めてもらえたみたいだな)』
あの後、サバナクローのところに行ったユウたちを心配していたA。
ジャックがついているとはいえ、弱肉強食がモットーのサバナクロー寮でユウたちがきちんと休めるのか不安だったのだ。
しかし、その心配は杞憂だったのか、ユウとグリムは朝から清々しい顔つきで朝食を食べていた。
『おはよう、ユウ、グリム。昨日はよく眠れたみたいだな』
「Aさん！おはようございます」
「おうA！オメーも朝ご飯か？」
グリムはまだ食べ足りないのか、Aの手に持つ朝食の乗ったプレートを見て涎をたらしている。
『しかし、よくレオナが宿泊の許可を出したな』
「うるせぇ。おかげで俺の部屋が狭くなって良い迷惑だ」
レオナは悪態をつきながら朝から肉を貪っている。
「A先輩もよかったらここ座ってください」
『ありがとうジャック。そうさせてもらうよ』
Aはそう言うと、レオナの真正面に座る。
朝食一つの作法にしても、同じ王族とは思えないほど２人は対照的な振る舞いをしている。
それに何よりも、サバナクローの寮長とアイスフィア寮の寮長が同じ卓で食事をしている光景が珍しいのか、周りはチラチラと２人を見ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もぶピ(プロフ) - オンブルさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2022年5月5日 23時) (
レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
オンブル(プロフ) - あの〜129の最後のところ間違ってませんか？多分形相と凶相の違いかと思います！ (2022年5月5日 20時) (レス) @page29 id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もぶピ
| 作成日時：2022年4月12日 0時
