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「それで、本題ですが……」
『え、今のが本題じゃないの?』
「あれは確認です」
Aは眉をひそめながらアズールの方を見た。
『で、何?』
「A。そしてルカ、クロー、ダガー。お前達もモストロ・ラウンジで働きなさい」
『……は?』
Aはアズールの言葉に短くそう返す。
「僕がモストロ・ラウンジを通して色んな生徒の相談に乗って契約していることは知っているでしょう。
最近は逃げ出すやつも多く人が減って困っていたところ、お前達の入学が決まった。
ここで働けば、今後の学園生活は全てサポートしてやる。対価は、身内なので取ったりはしない」
アズールがそう言い、Aはボーッと天井を見つめながら考える。
『……え、ヤだ。僕働きたくない。
それに兄さんが欲しいのは人手じゃなくて、僕のユニーク魔法でしょ?
僕の……”どこにいても人や物の位置が瞬時にわかる”サーチ魔法。
そんなに欲しいなら、兄さんの魔法で僕から吸い取ってしまえばいいじゃない。
そのご自慢のユニーク魔法でさ』
Aがそう言えばアズールはAをジッと睨み付けてくる。
それを面白そうに見ているA。
「僕の魔法はこの”黄金の契約書”を介さないとすぐに許容量が越える。
僕をオーバーブロットさせる気かっ」
『それはそれで中々面白い記事にできそーだね。
ま、とにかく、その要望はのめないよ。僕には新聞部があるからさ。
それじゃあね』
「あ、コラ!待ちなさいA!まだ話は終わってな_____」
Aは有無を言わさず扉を閉めてVIPルームを出て行った。
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もぶピ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» ご指摘ありがとうございました。修正させていただきます。 (2021年9月3日 22時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 17話マロンです!(多分…) (2021年9月3日 21時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人(プロフ) - あれ…ルカくんのキャラ既視感……← (2020年12月21日 11時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
いくら - 好きです。(唐突)更新いつまでも待ってます! (2020年12月20日 21時) (レス) id: 16c4d9d785 (このIDを非表示/違反報告)
もぶピ(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» コメントありがとうございます。一応そのつもりで作成しています。 (2020年12月19日 16時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぶピ | 作成日時:2020年12月17日 23時