検索窓
今日:3 hit、昨日:43 hit、合計:508,445 hit

45 ページ45

『はーい、ルカ頑張って〜』


「くっっっそがっ!!」





Aは現在、自分よりずっと身長の低いルカにおんぶされながら寮に帰ってきていた。





『はーい到着〜。ご苦労様』


「はぁ…はぁ……テメェ、体格差って言葉知ってるか!?」


『いつも馬鹿みたいに鍛えてるのに僕のことは運べないの?』


「もういっぺん聞くぞ。体格差って言葉知ってっか!!?」





Aは知らん顔して椅子に松葉杖を立てかけベッドに腰掛けた。






「ったく……怪我人だからって何しても許されると思うなよ!」


『そう言うけど、結局何しても許してくれるじゃないか。

君、そういうところだよ』


「なんで俺が説教されてる側なんだよ……」





Aは教科書を開いて課題をし始めていた。






「何してんだよ」


『課題。今日出されたでしょ。ルカもやったほうがいいよ。

君じゃ一晩中起きてても間に合わない』


「いいんだよ。最終、テメェのを写す」


『いいけど、それ相応の対価をもらうからね。

タダで人助けなんて、僕の柄じゃない』


「(そーゆーのが兄貴に似てんだよテメェは……)


あーはいはい。今度記事になりそうなネタ提供してやっから。それでいいだろ」


『フフ、もちろん』






その時、クローから電話が入った。






『もしもし。終わった?』


《今サバナクローにいるんだけどさ、ルカいる?》


『あぁいるけど』


《迎えに来てーー歩けねーー》






電話越しにダガーの声も聞こえてくる。






『……だって』


「チッ、何してんだよあの馬鹿ども」






ルカはそう言うと渋々立ち上がってクローとダガーを迎えに行った。

46→←44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (261 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
727人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もぶピ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» ご指摘ありがとうございました。修正させていただきます。 (2021年9月3日 22時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 17話マロンです!(多分…) (2021年9月3日 21時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人(プロフ) - あれ…ルカくんのキャラ既視感……← (2020年12月21日 11時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
いくら - 好きです。(唐突)更新いつまでも待ってます! (2020年12月20日 21時) (レス) id: 16c4d9d785 (このIDを非表示/違反報告)
もぶピ(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» コメントありがとうございます。一応そのつもりで作成しています。 (2020年12月19日 16時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もぶピ | 作成日時:2020年12月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。