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『はーい、ルカ頑張って〜』
「くっっっそがっ!!」
Aは現在、自分よりずっと身長の低いルカにおんぶされながら寮に帰ってきていた。
『はーい到着〜。ご苦労様』
「はぁ…はぁ……テメェ、体格差って言葉知ってるか!?」
『いつも馬鹿みたいに鍛えてるのに僕のことは運べないの?』
「もういっぺん聞くぞ。体格差って言葉知ってっか!!?」
Aは知らん顔して椅子に松葉杖を立てかけベッドに腰掛けた。
「ったく……怪我人だからって何しても許されると思うなよ!」
『そう言うけど、結局何しても許してくれるじゃないか。
君、そういうところだよ』
「なんで俺が説教されてる側なんだよ……」
Aは教科書を開いて課題をし始めていた。
「何してんだよ」
『課題。今日出されたでしょ。ルカもやったほうがいいよ。
君じゃ一晩中起きてても間に合わない』
「いいんだよ。最終、テメェのを写す」
『いいけど、それ相応の対価をもらうからね。
タダで人助けなんて、僕の柄じゃない』
「(そーゆーのが兄貴に似てんだよテメェは……)
あーはいはい。今度記事になりそうなネタ提供してやっから。それでいいだろ」
『フフ、もちろん』
その時、クローから電話が入った。
『もしもし。終わった?』
《今サバナクローにいるんだけどさ、ルカいる?》
『あぁいるけど』
《迎えに来てーー歩けねーー》
電話越しにダガーの声も聞こえてくる。
『……だって』
「チッ、何してんだよあの馬鹿ども」
ルカはそう言うと渋々立ち上がってクローとダガーを迎えに行った。
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もぶピ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» ご指摘ありがとうございました。修正させていただきます。 (2021年9月3日 22時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 17話マロンです!(多分…) (2021年9月3日 21時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人(プロフ) - あれ…ルカくんのキャラ既視感……← (2020年12月21日 11時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
いくら - 好きです。(唐突)更新いつまでも待ってます! (2020年12月20日 21時) (レス) id: 16c4d9d785 (このIDを非表示/違反報告)
もぶピ(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» コメントありがとうございます。一応そのつもりで作成しています。 (2020年12月19日 16時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぶピ | 作成日時:2020年12月17日 23時