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「先日ボードゲーム『マンカラ』をご一緒した際、予感は確信に変わりました。
ジャミルさんはフロイドの機嫌を損なわない程度に勝敗をコントロールしていた」
「えー、マジで？そんなことできんの？」
「わざと負け過ぎても手抜きに気付かれますし、僕のように勝ちすぎても相手を不機嫌にさせてしまう。
ちょうどいい塩梅で、相手を勝たせていい気分にさせる。
そんなこと、並の技術と精神力でできることじゃありません」
アズールはジャミルの方へ近づきながらつらつらと話を続ける。
「僕の予感は正しかった。ジャミルさんの本来の能力は実に素晴らしいものです！」
「だろ？だろ？やっぱジャミルはすごいヤツなんだよ！」
カリムはまるで、自分のことのように嬉しそうに微笑む。
「ジャミルさんはカリムさんより、僕のようなタイプと気が合うと思いますよ。
どうです？これを機にオクタヴィネルに転寮して僕と手を組んで一旗あげてみませんか？」
「絶対にお断りだ」
ジャミルはアズールの差し出された手を容赦なく振り払った。
「大体なんなんだ、お前は。いきなり出てきてベラベラと……胡散臭いんだよ！
今後もお前とは永遠に友人になんかなりたくないね、アズール」
『はっ、フラれたなアズール』
ジャミルに断られたアズールを嘲笑うA。
しかしアズールは余裕の笑みで微笑み返した。
「フフフ……かまいませんよ。
今回は僕の秘密コレクションに新たな真実が一つ追加されたことで良しよしましょう」
「別名・他人の弱点コレクションね」
「……フン。世界中に向けて明かさちまった秘密なんて、弱みでもなんでもないだろ。
……もう、今日からは遠慮しない。
カリムにも、お前らにも、誰にも。二度と勝ちを譲ってやる気はないからな」
ジャミルのその言葉に、カリムは嬉しそうに笑っていた。
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るい - 最高です！まじでお願いします！更新してください！！！！！！ (4月21日 21時) (
レス) @page47 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
狗真 - すーっ。めっちゃ好みです!! 一気見しました！更新をお願いします!! (5月28日 1時) (レス) @page47 id: 63a2588af8 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ヤバいw エリックと、夢主君がめっちゃタイプだ…ww これからも更新頑張ってください！！ (5月13日 18時) (レス) @page47 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
ネモ(プロフ) - 夢主くんが可愛いですね (2022年7月18日 4時) (レス) @page12 id: f8ae2a123b (このIDを非表示/違反報告)
邦花(プロフ) - 続編おめでとうございます頑張ってください (2021年12月2日 20時) (レス) id: f52f3e53b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年11月30日 17時
