検索窓
今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:50,755 hit

365 ページ15

「えぇ!?」

「雛ペンちゃん結構やるじゃん〜……」






一同が唖然とAを見つめる。

それはジャミルも同じだった。







「バカなっ!

お前程度のガキがこの俺の魔法を……っ」


「!そうか。Aさんはこうなることを見越し、ジャミルさんの前でずっと力をセーブしていたということですか」

「なんだと!?」







ジャミルはマジカルペンを構え自分を強く睨み付けているAを見て後ずさる。

本能がジャミルの脳内で危険信号を出していた。







「こんなガキ相手に……っ!

ふざけるな!!今の俺は誰よりも強い……。


世界最強の存在なんだ!!!!」







そう言ってジャミルはありったけの魔力をAにぶつける。

しかし、Aはそれを自分の魔力をぶつけ相殺してしまった。







『……世界最強の存在、か。

そうなった時点で、お前の負けだよ、ジャミル・バイパー』

「な、なにっ……」


『僕はこの世に生まれ落ちたばかりの雛鳥……。

故に……成長し続けることができる』







Aの内側に膨大な魔力が膨れ上がる。

口角が不適に吊り上がる。







『だが!”世界最強”になったお前に、もはや成長の余地はない!

残念だったね!お前じゃ僕には勝てない!!』


「っ_______!?」







そう言った次の瞬間、眩い光がスカラビア寮内を埋め尽くす。


そして、ジャミルの背後にいたブロットの化身の苦しむような雄叫びが啼き止むと、辺りの黒い魔力は霧のように霧散し、邪悪な気配は消えていた。







「な、何があったんだゾ……?」

「今の光は……」

「これが、学園長の孫……A・クロウリーの力ですか」







気絶するジャミルをジッと見下ろすAの姿は、子どもとは言えない雰囲気を纏っていた。

366→←364



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (164 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
509人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るい - 最高です!まじでお願いします!更新してください!!!!!! (4月21日 21時) (レス) @page47 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
狗真 - すーっ。めっちゃ好みです!! 一気見しました!更新をお願いします!! (5月28日 1時) (レス) @page47 id: 63a2588af8 (このIDを非表示/違反報告)
- ヤバいw エリックと、夢主君がめっちゃタイプだ…ww これからも更新頑張ってください!! (5月13日 18時) (レス) @page47 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
ネモ(プロフ) - 夢主くんが可愛いですね (2022年7月18日 4時) (レス) @page12 id: f8ae2a123b (このIDを非表示/違反報告)
邦花(プロフ) - 続編おめでとうございます頑張ってください (2021年12月2日 20時) (レス) id: f52f3e53b1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もぶピ | 作成日時:2021年11月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。