性悪な孫が可愛い ７【ツイステ】

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一方その頃、バカンス中のAと学園長は＿＿＿＿＿＿＿＿






「いやぁ〜このホテルの食事はどれも一級品で素晴らしかったですねぇ〜！

ディナーショーもなかなか楽しめましたし、今日は部屋に備え付けられているジャグジーにでも入って旅の疲れを癒やすとしましょうね〜Aくん♪」

『おじいちゃんってば、すっかり僕より楽しんでる……』








学園長は旅行を満喫しているのか、鼻歌が終始止まらない様子。

Aもルームサービスのココナッツジュースを飲みながら部屋のベランダにあるハンモックで寝そべり優雅な一時を過ごしていた。


そんな時、学園長のスマホが鳴り響いた。







『おじいちゃん、電話だよ』

「全く誰です？私と孫の時間を邪魔する者は……」







そう言って学園長は電話に出た。







「はい、クロウリーです」

《オイ、学園長！オメ−がいない間に、こっちは大変なことになってるんだゾ！》


「現在南の島でバカンス中……ゴホンッ！

重要任務中につき、スマホの電源を切っております。

ご用の方はピーッという音のあとにメッセージを。気が向いたら折り返します。

私、優しいので」

《コラアアア！！！オマエ、今バカンスって言ったんだゾ！？

オイ！Aでもいいから出やがれってんだゾ！！》







スマホからグリムの声が聞こえてきていたが、学園長は容赦なく電話を切った。







「さ〜て、ジャグジージャグジー♪」


『おじいちゃん……』







Aは呆れた様子で学園長を見つめた。







『いいの？放っておいて……』

「大丈夫ですよ。さ、Aくんもお風呂の準備をしましょうね〜」







浮かれている学園長を横目に、Aは学園長が無造作に置いたスマホをジッと見つめていた。

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