性悪な孫が可愛い ７【ツイステ】

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「これは一体……どういうことだ？」

「カ、カリム……」






ジャミルとカリム。２人の間に冷たい沈黙が流れる。







「お、お前がオレを操っていたなんて……嘘だよな？

最近たまに意識が遠のいて、いつのまにか時間が過ぎてたりしたことがあったけど……

でも、ただの貧血か居眠りだろう？オレ、どこでも寝ちまうからさ。お前にもよく怒られてたし。


なあ、そうだろ？オレ、居眠りしてただけだよな？

お前がオレを操るなんて、オレを追い出そうとするなんて、するわけないよな？」








現実を受け止められないのか、カリムは縋るようにジャミルの弁解の言葉を待った。

しかし、ジャミルは沈黙するだけで口も開かない。







「ジャミル、お前だけは……お前だけは絶対にオレを裏切ったりしないよな？

だってオレたち、親友だろ！？」







ジャミルを信じ切っているカリムは、笑顔でそう言いきる。

だが、ジャミルは馬鹿にするかのように笑い出した。







「……はは。はははははははは。あははははははは！！！！！！」


「お、おい。どうしたんだ？」







狂ったように笑い出したかと思いきや、突然カリムを親の敵かのような眼差しで睨み付けるジャミル。







「……そういうところだよ」

「え……？」


「俺はな……物心ついた時から、お前のそういう能天気でお人好しで馬鹿なところが……

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