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「……王に対して無礼な真似をすることは、わしが許さんぞ」


『(……は?今、私、この人に……殴られた?)』







Aの病的に白い頬が赤くなっており、その光景を見ていたシルバーとセベクは驚愕する。







「り、リリア様!?」

「親父殿……!?」


「王に牙を剥くヤツがあるか。事が事なら不敬罪になってもおかしくはない。

少しは頭を冷せ、バカ娘」







リリアはそう言い放つ。

しかしAは先ほどからうつむいた状態のまま反応を示さない。


口は動いているようだが、声を出せないので何を言っているのかは理解できないでいた。







「リリア、いい。僕にも否がある。

A、不躾な態度を許してもらいたい。だが、僕はただお前が……」








そう言ってマレウスがAの顔を見た瞬間、Aの目から黒い涙が零れた。







「!?」


『……ぁ……し…』


「声が……」







「声が出ている」……誰かがそう言おうとした瞬間、Aからどす黒いオーラがあふれ出した。







「なんだこれは!?A様に一体何が起きた!?」

「マレウス様をまずはお守りするんだセベクっ」


「リリア……まさかこれは……」

「しもうた…わしとしたことが……っ」








黒いオーラがAを包み込んだ瞬間、Aの首にあった茨模様の痣が消し飛んだ。


それと同時に、Aの姿が禍々しく、髪はうねり、目は血走り、体中には黒いインクのようなものが垂れ落ちていた。

そして、Aは黒い涙を流しながらこう叫んだ___________







『________誰も、私を愛してくれない!!!』








そんな悲痛な叫びが、鏡の間に響き渡った。

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寝子/猫 - ズビッズビッ、、、ぜ、全然泣いてないけどズビッズビッ、どことなく共感してしまう過去の回想シーンズビッ こ、更新まってますズビッ (10月7日 0時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - もう泣いてしまっていますよ、これは本当に良すぎます(´;ω;`) (7月21日 13時) (レス) @page41 id: 249aa4a194 (このIDを非表示/違反報告)
ララリン - 面白いです!続きが気になります! (7月15日 19時) (レス) id: 6fc5591da7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 更新、ありがとうございます!!すごく楽しみにしていました!!面白かったです! (7月10日 23時) (レス) id: 481fd4ed05 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - めちゃ続きみたい!! (2023年3月20日 22時) (レス) @page48 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年4月28日 13時

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