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「え、誰?なんでこの学園に女子が?

も、もももしかして、また拙者を拉致しようとしているゴーストじゃ……!?」


「バイタル測定中……。うん、心臓は動いてるからゴーストじゃないよ。

それにあの特徴的な耳の形状的に、妖精族の人じゃないかな?」


「よ、妖精……?」







暗くてAの姿がはっきり認識できないのか、大きい方が情けない声を上げて機械の少年の後ろに隠れている。







『(そりゃこんな真っ暗な中、男子校にいるはずのない女がいたら、普通ゴーストか何かと間違えるわよね)』






そんな時、機械の少年がAに近づいてきた。






「お、オルト!?」

「大丈夫だよ兄さん。

こんばんは!妖精のお姉さん!こんなところで何してるの?」







Aはジッとその少年を横目で見つめた。

出るはずのない声を出そうと口を開くが、当然言葉は口から出てこない。


そのことに眉を顰めると、その機械の少年は不思議そうにAを見つめた。







「もしかして、声が出ないの?」


『……』


「ねぇ、僕は人の口の形を見て何を話してるか大体わかるんだ。

試しに何か喋ってみてよ!」







そう言われ、Aは疑心暗鬼になりながらもダメ元で口を開いた。







『(私はA。怪しい者じゃないわ)』


「そっかぁ!Aさんっていうんだね!」


『!?』







Aは驚いて思わず立ち上がってしまった。

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寝子/猫 - ズビッズビッ、、、ぜ、全然泣いてないけどズビッズビッ、どことなく共感してしまう過去の回想シーンズビッ こ、更新まってますズビッ (10月7日 0時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - もう泣いてしまっていますよ、これは本当に良すぎます(´;ω;`) (7月21日 13時) (レス) @page41 id: 249aa4a194 (このIDを非表示/違反報告)
ララリン - 面白いです!続きが気になります! (7月15日 19時) (レス) id: 6fc5591da7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 更新、ありがとうございます!!すごく楽しみにしていました!!面白かったです! (7月10日 23時) (レス) id: 481fd4ed05 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - めちゃ続きみたい!! (2023年3月20日 22時) (レス) @page48 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年4月28日 13時

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