リリアの娘がオバブロする話【ツイステ】

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レオナと別れた後、Aはマレウスと共にディアソムニア寮に帰ってきた。







「夕食は部屋まで持って行く。それまでの間なら、寮内であれば自由に動いてくれて構わない」


『あっそ。誰とも喋れない、魔力も抑え込まれてる状況で自由にしろ……ね。

はっ、最高。お言葉に甘えさせてもらうわ』







Aは皮肉を込めてそう言うと談話室のソファに腰掛け足を組む。


談話室には数名寮生がいて、不機嫌そうにソファに座るAを不思議そうに見ている。







「あの方が寮長と副寮長の……？」

「あぁ。訳あって今は声が出せないらしい」

「お可哀想に……何かの持病だろうか？それにしても、綺麗な人だなぁ……」







寮生達のそんな言葉を無視し、Aはテーブルの上に置いてあったリコリス飴を手に取った。


その飴を手にしたAを見て寮生達は「あっ」と声を漏らす。

しかし、Aがその袋の包みを開けて普通に食べているのを見て、今度は畏敬を眼差しを送られる。







「副寮長が用意したあのクソマズいキャンディーを平気な顔をして食べている……！？」

「さ、さすがはリリア副寮長のご家族だな……；」

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