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翌日、Aの部屋にマレウスが様子を見にやってきた。


昼だというのに真っ暗な部屋の中、ベッドの上で寝転がっているAを見て声をかけた。







「部屋にいるだけでは退屈だろう。

今日は学校も休みだ。散歩でも行くか?」


『……』







マレウスの言葉にAは返事を返さない。


シルバーが持って来た食事を見れば、一切手をつけていないのかすっかり冷め切っていた。








「お前も廃墟巡りは好きだっただろう?

ここにはオススメの廃墟がいくつかある。

僕にエスコートさせてはくれないか?」








そう言われ、Aはゆっくりとマレウスの方を振り返った。







「お手をどうぞ。マイレディ」


『……誰が”マイレディ”よ』







そう言ってマレウスの手を取り立ち上がると、Aはマレウスと共に部屋の外へ出た。







「若様、お出かけですか?」







セベクと部屋の外で鉢合わせる。






「部屋の中だけでは退屈だろうと思ってな。

なに、学園の外には出ん。ではな」


「はっ!お気を付けて」







セベクはそう言うと、一瞬だけAを見るとそのまま2人を見送った。


Aは下をうつむき、セベクとは一切顔を合せることはなかった。

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寝子/猫 - ズビッズビッ、、、ぜ、全然泣いてないけどズビッズビッ、どことなく共感してしまう過去の回想シーンズビッ こ、更新まってますズビッ (10月7日 0時) (レス) @page50 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - もう泣いてしまっていますよ、これは本当に良すぎます(´;ω;`) (7月21日 13時) (レス) @page41 id: 249aa4a194 (このIDを非表示/違反報告)
ララリン - 面白いです!続きが気になります! (7月15日 19時) (レス) id: 6fc5591da7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 更新、ありがとうございます!!すごく楽しみにしていました!!面白かったです! (7月10日 23時) (レス) id: 481fd4ed05 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - めちゃ続きみたい!! (2023年3月20日 22時) (レス) @page48 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年4月28日 13時

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