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”ナイトレイブンカレッジの存続に関わる”と言われ、ユウとグリムは首をかしげる。
「学園の存続って？」
「ゴホン。この学園の食堂や暖炉の火は全て火の妖精の魔法によって賄われています。
彼らは長年、大食堂の暖炉に住み着いているのですが……毎日よく乾燥した薪を与えなければ消えてしまうのです。
火の妖精がいなくなれば、学園は冬のたびに凍えるような寒さに包まれることになります。
ね？学園の存続に関わるでしょう」
「また調子のいいことを言っている」とユウは呆れた顔だった。
「今までは長期休暇中も厨房係のゴーストが火の番をしていてくれたのですが……
今年は娘夫婦にお子さんが生まれたそうで初孫の顔を見にあの世に帰省するんだとか。
ですでの、彼の代わりに君たちに火の番を頼みたいのです。
この任務を請け負ってくれるなら、休暇中の食料の補給はもちろん……ホリデーのご馳走についてもお約束します。いかがです？」
そう言われ、食に貪欲なグリムはいち早く反応した。
「ふ、ふん。話くらいは聞いてやってもいいんだゾ」
『お手軽でいいよね、お前は』
Aは小馬鹿にしたようにそう言った。
「なんにせよホリデーを暖かくしたいなら火の番は必須。
毎日暖炉に薪をくべるだけで寒さや食料の心配をしなくて済む……
一石二鳥じゃありませんか。なんという好条件！」
「確かに。今までの無茶振りに比べれば超楽チンな気がするんだゾ！」
「そうでしょう？こう見えて私、とても優しいので」
学園長はそう言って鼻高々に笑っていた。
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波 - 尊いです。最高 (2021年10月4日 16時) (
レス) @page50 id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
邦花(プロフ) - 面白いです更新楽しみにしています(*^^*) (2021年10月4日 0時) (レス) id: 68c52f08e2 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうと。 - 最近更新多くて嬉しい！どちゃんこ好きな作品！これからも応援してる！！ (2021年9月21日 19時) (レス) @page24 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 最高です！！大好きです！！ありがとうございます！！！ (2021年9月19日 12時) (レス) id: d4d074d769 (このIDを非表示/違反報告)
あほ - きちゃ〜！ (2021年9月12日 10時) (レス) id: 7787f6d795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年9月12日 0時
