２８３ PS�◆檻押� ページ33
「何してんのA？」
「ルチウス？どうしてあんなところに……」
『自分で登ったくせに降りれなくなった間抜けだよ。
折角助けてやろうと思ったのに、こんなに優しい僕に威嚇するなんて』
そう言ってルチウスを見れば、ルチウスは「願い下げだ」と言いたげな顔でそっぽを向いた。
「ハハッ！お前めっちゃ嫌われてんじゃん。なんかしたの？」
『何もしてない。ただ、昔からネコとは相性が悪いんだ。
あいつら、何もしてないのにすぐ威嚇してくるし』
「とりあえず、降ろしてやらないと可哀想だ。
僕が木を登って捕まえてこよう」
そう言ってデュースは木を身軽にのぼり始めた。
「ほ〜らルチウス、もう大丈夫だから、こっちへこい」
デュースがそう言うと、ルチウスはデュースに大人しく抱かれ、無事に木の上から降ろしてもらった。
「後でトレイン先生のところに連れてってやらないとな」
「もう木の上なんか登るんじゃねぇぞ〜」
『フンッ。そんな間抜けで可愛げのないネコ、放っておいたらよかったのに＿＿＿いたっ！？』
Aがルチウスに近づいて嫌味を言った瞬間、まるで言葉を理解しているかのようにAの顔を爪でひっかいた。
『こんのアホネコっ……水の中に突き落としてやるぅ！！』
「コラコラ！落ち着けってのA！
デュース！早くルチウス連れてトレイン先生とこ行けー！」
「わ、わかった！」
Aの怒りはその後、体力育成の授業が終わるまで長引いた。
寮に帰ってからは、Aの顔にあるひっかき傷を見たリリアにより、傷の手当てを施されたのだった。
END＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
２８４ PS�◆檻院．┘螢奪�編→←２８２ PS�◆檻院〔桓臺�
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波 - 尊いです。最高 (2021年10月4日 16時) (
レス) @page50 id: 327ec759e9 (このIDを非表示/違反報告)
邦花(プロフ) - 面白いです更新楽しみにしています(*^^*) (2021年10月4日 0時) (レス) id: 68c52f08e2 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうと。 - 最近更新多くて嬉しい！どちゃんこ好きな作品！これからも応援してる！！ (2021年9月21日 19時) (レス) @page24 id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 最高です！！大好きです！！ありがとうございます！！！ (2021年9月19日 12時) (レス) id: d4d074d769 (このIDを非表示/違反報告)
あほ - きちゃ〜！ (2021年9月12日 10時) (レス) id: 7787f6d795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年9月12日 0時
