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その後、Aたちは授業中のアズールを観察し始めた。
アズールは、非の打ち所がないくらい完全無欠な優等生のようで、授業を見ている限りでは、アズールの弱点など到底見抜くことはできなかった。
そして、そんなことをしている内に昼食の時間になる。
「アズールの奴、まさに完全無欠の優等生って感じだな」
『ふん。完璧な奴なんかいるわけがない。
今はボロを出さないよう、上手く隠してるだけだ。そのうち尻尾を出すよ』
Aはそう言いながら、昼食のパスタをユウに食べさせてもらっている。
「お前……自分で食べろよ」
『うるさいな。僕は雛だから、こうやって食べるのが正解なの』
「そういえば、エリック先輩はどうしたの?」
ユウにそう言われAは『あぁ…』と声を漏らす。
『期末で赤点をとったから、僕が作った課題が終わるまで寮の部屋に閉込めてるの。
バカだバカだとは思ってたけど、あいつは僕の予想を超えるバカだったよ』
「……あの人、一応先輩なんだよな……?」
ジャックはエリックに対し、先輩としての威厳を感じられず首をかしげていた。
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りーこ - Manipulate fate(運命を操る)とか魔法の名前良さそうッッ!既に決まっていたらすみません! (2022年1月3日 5時) (レス) @page17 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 続編更新おめでとうございます! コメントは一章ぶりですが、陰ながら応援しております。僭越ですが、シリーズの更新を楽しみにしております! (2021年8月15日 21時) (レス) id: 19366b94fd (このIDを非表示/違反報告)
ももか無理 - 最高すぎます!僕はこういうのを求めていたんだぁ。。。最高すぎます、、、 (2021年8月14日 1時) (レス) id: a0d7259b63 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - やべぇエリック君の気持ちがめっちゃわかる!!!夢主君に罵られたい。 (2021年8月12日 5時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
太平楽の丸(プロフ) - 私はこういう作品を求めていたのだ…今まで見た作品の中で1番好きだ…! (2021年8月11日 20時) (レス) id: 7268ba21b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年8月3日 2時