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「……あぁッ！？
口には気を付けろって言ったよなクソガキ……」
『その程度の圧力で、僕が怯むと思った？
牙を向け、爪痕を残し、一時の優越感に浸るためにこの学園を汚した。
そんな野蛮で節操のない輩が僕は大っ嫌いなんだよ。
何をしようと王にはなれない？当たり前でしょ？
お前みたいな怠惰で狭隘なヤツが、王になんてなれるわけがないんだから！
お前みたいなどうしようもないヤツには、首輪だけじゃなく口輪もつけることをオススメするよ』
Aとレオナはお互いに今にも噛みつかんばかりの表情を浮かべる。
「そこまでにせいA。お主の怒りは承知しておる。
じゃが、ちと言い過ぎじゃないか？」
リリアにそう言われAは口を噤む。
その時、レオナがいきなり笑い声をあげた。
「は、はは……アァ、そうだな。そうだろうとも。
お前の言う通りだ……はははは！
俺は絶対に王にはなれない……どれだけ努力しようがなァ……！」
その時、周囲の空気がレオナを中心に淀んでいく。
「なんだ！？全身の毛がゾワゾワするんだゾ！」
「急速にレオナの魔力が高まって……っ
くっ、魔法封じが持続できないっ……！！！」
「ちがう。これは魔力ではない。
この邪悪なエネルギー……まさか！」
その時、レオナの首にかかっていた魔法封じの首輪が弾け飛んでしまう。
弾け飛んだ首輪が、虚しく地面に転がり砂となって消えていく。
「俺は生まれた時から忌み嫌われ、居場所も未来もなく生きてきた。
どんなに努力しても、絶対に報われることはない。
その苦痛が、絶望が……
お前らにわかるかぁアアアアアアアッ！！」
レオナがそう叫んだ瞬間、耳を劈くほどの獅子の咆哮が辺りに響き渡った。
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りーこ - Manipulate fate(運命を操る)とか魔法の名前良さそうｯｯ！既に決まっていたらすみません！ (2022年1月3日 5時) (
レス) @page17 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 続編更新おめでとうございます！ コメントは一章ぶりですが、陰ながら応援しております。僭越ですが、シリーズの更新を楽しみにしております！ (2021年8月15日 21時) (レス) id: 19366b94fd (このIDを非表示/違反報告)
ももか無理 - 最高すぎます！僕はこういうのを求めていたんだぁ。。。最高すぎます、、、 (2021年8月14日 1時) (レス) id: a0d7259b63 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - やべぇエリック君の気持ちがめっちゃわかる！！！夢主君に罵られたい。 (2021年8月12日 5時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
太平楽の丸(プロフ) - 私はこういう作品を求めていたのだ…今まで見た作品の中で1番好きだ…！ (2021年8月11日 20時) (レス) id: 7268ba21b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年8月3日 2時
