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放課後、下校時間が過ぎた頃、生徒会室の鍵を返しに行こうと職員室へ向かうA。
その途中、１年生の教室の前を通りかかった。
『あ、１年Ａ組の教室、まだ明りがついてる……』
通りかかる時に、チラ見していこうとすると、教室からボロボロになっている緑谷が飛び出して来た。
『出久くん！？』
「Aさんっ！？」
『どうしたのそのケガ？』
「す、すみません！その話はまた今度でー！」
そう言えば緑谷は走っていってしまった。
『え、えぇ……元気っぽいけど……』
「あのぉ……デクくんの知り合いの方ですか？」
そう言われ振り返ると、可愛らしい女生徒がAを不思議そうに見ていた。
『え、私？あぁ、出久くんとは弟が幼馴染みなのよ。
私は３年Ａ組ヒーロー科の爆豪A。よろしくね』
「１年Ａ組の麗日お茶子です！
……あれ？爆豪って……」
『爆豪勝己は私の弟だよ』
「やっぱり！？よく見たらめっちゃ似とるし……」
そう言われAは小さく笑ってみせる。
『そりゃあ姉弟だからね。
ところで、出久くんのあのケガ、どうしたの？』
「それが……」
Aは麗日から、ヒーロー基礎学での実技訓練の話を聞かされた。
簡単に言えば、緑谷のあのケガは勝己との戦闘で受けたものらしい。
『……そう。ま、負けて少しは頭が冷えたんじゃない？
勝己の方は放っておいて大丈夫よ。
じゃ、私はもう帰るわね。君たちも遅くまで残ってないで、早く切り上げて帰りなよー』
Aはそう言うとそのまま帰って行った。
『(勝己のヤツ、これで少しは実感したでしょうね。
……世の中には、自分よりも優れた者がいっぱいいるってことに)
さーて、早く帰って泣きっ面でも拝むとしますか』
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モブの中の雑魚 - 蒼華さん» ですよねぇぇぇぇぇわかりますぅぅぅぅぅ(誰だよ) (2021年4月19日 15時) (
レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - えまってもう最高ですぅぅぅぅぅぅ環ぃぃぃぃ嫉妬とか可愛すぎんか (2021年4月11日 9時) (レス) id: 0d539e80dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年4月10日 1時
