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首輪が外されたエースとデュース。
その光景が、今まさに決闘が始まろうとしていることを実感させた。
しかし、皆口には出すことはないが、結果は目に見えていた。
『リドる〜ん、今日の午後のお茶の用意どーするー?』
Aが少し離れたところからリドルにそう問いかける。
「愚問だね。ボクのお茶の時間は毎日キッカリ16時とルールで決まってる」
『え、でももう15時半過ぎてんよ?間に合う?』
「ボクが遅刻をすると思うのか?どうせすぐ決着がつく」
リドルはそう吐き捨てると、エースとデュースの方に向き直る。
「そういうわけで、ボクには時間がない。1人ずつ相手をするのも面倒だ。
2人まとめてかかっておいで」
「「いいぞー!寮長!軽く捻っちゃってくださーい!」」
そう、寮生達は全員、この決闘という余興をただ楽しんでいるだけ。
誰も本気で、エースとデュースがリドルに勝てると思っている者などいなかった。
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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年2月20日 19時