桃髪キャラにろくなヤツはいない【ツイステ】 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:200,924 hit

１０ページ10

翌朝、寝ぼけ眼で起きてくると、談話室でリドルが不機嫌そうに朝の紅茶を飲んでいた。

『リドるんおっはー』

「全く君は……朝からそんな気の抜けた声を出さないでくれるかい？

こっちまで気が削がれる」

『はは、それ超ウケるー』

Aはそう言うと寮庭に行こうとした時、リドルに呼び止められる。

「A１つ聞きたいことがあるのだけど」

『なーにー？』

「今朝、キッチンでカップ麺のゴミが放置されているのを見てね。

……君、心当たりはないだろうね？」

そう言われてAは一瞬だけ眉をしかめる。

『(エースのバカっ！ゴミ放置したまま行く普通！？)

……あー…うちは知らないなぁ。昨日は久々の登校初日で疲れて爆睡してたし』

「……本当みたいだね。夜中にそんなものを食べれば翌朝に顔がむくむものだけど……

どうやら君は食べていないようだ」

『(そんな方法で見破ってたの！？)

んじゃうちは無罪ってことでおけ？』

「あぁ、もう行っても構わないよ」

そう言われAはやや早歩きで外に出た。

『(あっぶなー……もう！エースのせいで危うく首はねられるとこだったしぃ)』