#24 ページ24
ステージに上がると、そこにはたくさんの人がいた。ストリートの時の何倍もの人に緊張が高まったが、さっきの隼人くんの言葉を思い出して落ち着きを取り戻した。
新「どーも!SUNSHINEです!昨日デビューしました!名前だけでも覚えて言ってください!」
『 盛り上がって行きましょう!聴いてください!
Change & Go!』
SUNSHINEはボーカル以外はマイクを持たない。だから必然的に年下組の私たちがお客さんを煽ったりしなくてはならない。最初は苦手だったけどストリートで何回もやるうちにやっと身に付いた。
Change & Go!が流れ始める。それと同時に桜も歌い始め次に私が歌う。歌い始めると、緊張も溶け歌を会場にいる人に届けるんだという気持ちに変わった。
2番も終わり次は歌がなくダンスだけのところになった。ここは私が一番苦労した場所だった。
何回やってもできなくて、それでも華や楓くん隼人くんが教えてくれてできるようになった。
踊り始めると体がもう覚えていて、周りを見ながら踊る余裕もできた。
ふと周りを見ると、真剣に私たちの踊りを見てくれている人が何人もいた。
嬉しくなって最後はすごい笑顔で歌い終えることが出来た。
S「ありがとうございました!」
と言ってステージから降りてくる途中会場の人から
「かっこよかった!」「頑張って!」
と言われた時は涙が出そうだった。
ステージから降りるとAAAがいて
「流石だったよ!」「凄かった」
って口々に言ってくれた。にっしーが私のところに来て
西「かっこよかったよ。」
と笑って頭を撫でてくれた。
少し胸がドキッとしたのはここだけの話。
13人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まな | 作成日時:2017年5月13日 16時