星の涙 (テガミバチ) (ページ5)

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ラ「もういいよ！！いいかげんおろせっ！」

「お兄ちゃん､運んでもらったのにそんなこと言っちゃダメだよ」

ゴ「大丈夫です仕事ですから
それで､ちゃんと歩いてくれますね？」

ラ「あたりまえだろ！」

ゴーシュはお兄ちゃんを下ろした

ゴ「さて…きみ達を集荷したのは､このコーザ・ベル
ここから向かうキャンベルはここヨダカでは最南端の街です
キャンベルへは片道10日ほどですが､やっかいなのは
このブルーパンプキン山脈を超えていかねばなりません
二人とも､山越えをしたことは？」

ラ「あるわけないだろ
たまにおかあさんの刺繍仕事をおさめにレングスの街に行ったくらいだ」

「それ以外は行ったことないね」

ゴ「そうですか…
ラグ・シーイング､ティア・シーイング､実はキャンベルへのルート・データがまだありません
暗闇の程度や鎧虫の出現地域も不明でして…」

ラグ・ティア「ガイ…チュー…？」

何それ？

ゴ「町と町の間の暗闇に生息する､とても凶暴で危険な生物です！
なにしろ彼ら鎧虫は人間のもつ「こころ」に反応し､襲う習性を持っていますから…」

ラ「こころ…？」

ゴ「そう「こころ」…
そして鎧に覆われたその身体は剣よりも強く硬く…
拳銃の弾すらはじき返すほどで…」

じゃあどうやって倒すんだろう？

ラ「あんなやつ？」

お兄ちゃんが指さした方を見ると､大きな何かが岩を壊しているのを見た

ゴ「アレです！そう！！
アレアレ！！ガイチュー！」

ラ「えー！？」

軽いよ！！

いきなりその鎧虫が飛んできた

私は急いで走って回避した

お兄ちゃんはゴーシュが運んでくれたみたい
良かった…